稀少廃盤 『ローエングリン』全曲 ケンペ&バイロイト(1969 安い ステレオ)(3CD)

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バイロイト音楽祭1967
ケンペの『ローエングリン』
ステレオ録音が初出!

ORFEO夏の恒例バイロイト音楽祭エディション、、今年は1967年の『ローエングリン』が登場です。この年は、1960年代前半に『指環』を担当した名匠ルドルフ・ケンペが復帰、ヴォルフガング・ワーグナー新演出の『ローエングリン』を担当しました。当時57歳のケンペの奏でる音楽は実に美しく、ことに『ローエングリン』は得意とした作品だけに、精緻な美しさが映えています。
1967年にケンペがバイロイト音楽祭で指揮をした『ローエングリン』の録音は、7月21日の初日の録音が海賊盤で出回ったことがありますが、7月30日の公演がステレオ放送されたというのはケンペ・マニアの間では有名なことで、長らく発売が待たれていたものでした。その貴重な録音がようやく日の目を見たわけです。今までまったく発売された形跡はなく、これが完全な初出。
ここではタイトルロールが名ヘルデンテノール、ジェイムズ・キングというのも嬉しいもの。実は本来のローエングリン役はシャーンドル・コーンヤだったのですが、不調のため初日だけで降板、残りの公演をキング、ジェス・トーマス、ヘルミン・エッサー、ジーン・コックスの4人が分担したという珍しい事態になりました。前年からジークムント役でバイロイトに出演していたキングは当時42歳、歌手として絶頂期な上に、ケンペとの相性もよく、まさに理想のローエングリンになっています。
この年は、キング、オルトルートのグレイス・ホフマン、軍令のトーマス・ティプトンが米国、エルザのヘザー・ハーパーが英国の北アイルランド、フリードリヒのドナルド・マッキンタイアがニュージーランドと、英語圏の歌手が大活躍。中でもこれがバイロイト音楽祭初出演だったマッキンタイアは、ここでの成功をきっかけに20年以上もバイロイト音楽祭で活躍することになります。
蔵出し音源で音も上々、なによりこの年代のライヴ録音でステレオというのはありがたいものです。ライヴらなではのケンペの魅力をご堪能ください!(輸入元情報)

【収録情報】
・ワーグナー:『ローエングリン』全曲
※盤面良好 ジャケット良好※写真参照 光沢反射で極小小傷あるのも目立つものではない。

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